家づくりの悩みの一つにハウスメーカーの選択があります。
選択の方法にはいろいろありますが、住宅情報誌は手軽に入手でき、
多くの情報が掲載されているため有効な手段の一つです。
ただ、誌面にはデザイン、工法、坪単価など多くの情報が掲載されているため、
どこに着目すればよいか悩んでしまいます。
それぞれは大事な要素ではありますが、自分のオススメはハウスメーカーの「設計力」を
その中から読み取ることです。
設計力が高ければ理想の暮らしを実現でき、費用も抑えられる可能性が高くなります。
ただ、誌面に掲載されている情報だけでは、その実力を十分に把握することは難しいかもしれません。
そこで、今回は住宅情報誌を最大限に活用し、ハウスメーカーの設計力を具体的に知るための方法をご紹介します。
住宅情報誌の何を見て比較すればよいか分からない…
1. 複数の住宅情報誌を比較する
複数の住宅情報誌を読み比べることで、各ハウスメーカーの得意なデザインや工法、住宅性能の違いが見えてきます。
ハウスメーカーからすれば、誌面に載せられる情報は限られているので、最大限アピールできるポイントを掲載するはずです。
複数の住宅情報誌に同様なポイントが掲載されていれば、それがそのハウスメーカーの強みでしょう。
下記は誌面で見る比較ポイントの例です。
- デザインの傾向: 各社の施工事例写真を見比べ、どのようなデザインの住宅を多く手掛けているか、得意なスタイルは何かを把握します。
- 工法の種類: 各社の住宅構造や工法に関する記述を比較し、どのような工法を採用しているか、その工法のメリット・デメリットを理解します。
- 住宅性能: 断熱性や耐震性などの住宅性能に関する情報を比較し、各社の住宅性能に対する考え方や技術力を把握します。
2. 施工事例の詳細情報を確認する
住宅情報誌に掲載されている施工事例は、単なる写真だけでなく、間取りや仕様、住宅性能などの詳細情報が記載されている場合があります。
これらの情報を確認することで、ハウスメーカーの設計力をより深く知ることができます。
- 間取り: 空間の有効活用や生活動線、採光・通風の工夫などをチェックします。
- 仕様: 素材や設備、内外装の仕様などを確認し、デザイン性や機能性、耐久性などを評価します。
- 住宅性能: 断熱性能や耐震性能などの具体的な数値を確認し、住宅性能の高さを比較します。
3. 設計士や担当者のインタビュー記事を探す
住宅情報誌には、設計士や担当者のインタビュー記事が掲載されていることがあります。
これらの記事を読むことで、設計に対する考え方やこだわり、顧客とのコミュニケーション方法などを知ることができます。
- 設計思想: 設計士がどのような考え方で住宅設計に取り組んでいるか、どのような点を重視しているかを把握します。
- 顧客とのコミュニケーション: 顧客の要望をどのように聞き取り、どのように設計に反映させているかを知ります。
- 技術力: 新しい技術や素材をどのように取り入れ、住宅性能の向上に貢献しているかを知ります。
4. ハウスメーカーのウェブサイトやSNSも活用する
住宅情報誌だけでなく、ハウスメーカーのウェブサイトやSNSも活用することで、より多くの情報を得ることができます。
- 施工事例: ウェブサイトには、住宅情報誌に掲載されていない施工事例や、より詳細な情報が掲載されている場合があります。
- イベント情報: ハウスメーカーが開催する見学会やセミナーなどの情報をチェックし、実際に住宅を見学したり、設計士と直接話したりする機会を得ます。
- SNS: ハウスメーカーのSNSアカウントをフォローすることで、最新の情報や施工事例、イベント情報を手軽にチェックできます。
いかがでしょうか。住宅情報誌はパラパラめくって眺めるだけでも楽しいものですが、見るべきポイントをおさえてから読み返すことで、得られる情報も増えると思います。
悩める施主の方々の参考になれば幸いです。
それではまた別記事で。
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